精選版 日本国語大辞典 「御入候」の意味・読み・例文・類語
おん‐いり‐そうろう ‥さうら・ふ【御入候】
〘連語〙
① 「ある」「いる」「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。
※曾我物語(南北朝頃)一「誰誰も近く御いり候ふか。御名残こそ惜しく候へ」
② 「ある」の丁寧語。あります。ございます。
おり‐・そう ‥さう【御入候】
〘連語〙 (「おり」は「御入り」の変化したもの。「そう」は「候う」の変化した補助動詞)
① 「ある」「いる」の尊敬語。
② 「行く」「来る」の尊敬語。
※三体詩幻雲抄(1527)「誰処へいったらばようをりさうたと云わうぞ」
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