御津[町](読み)みつ

百科事典マイペディア 「御津[町]」の意味・わかりやすい解説

御津[町]【みつ】

兵庫県南西部,揖保(いぼ)郡の旧町。揖保川河口の右岸を占め播磨(はりま)灘に臨む。農漁業を行うほか,プラスチック加工,皮革加工も行う。海岸瀬戸内海国立公園に属し,潮干狩適地。西部に古い港町室津(むろつ)がある。2005年10月,龍野市,揖保郡新宮町,揖保川町と合併し市制たつの市となる。17.97km2。1万2196人(2003)。

御津[町]【みつ】

岡山県中南部,旭川谷底平野と周辺高原からなる御津郡の旧町。主集落金川(かながわ)は南北朝時代には備前守護代松田氏の城下町で,江戸時代には岡山藩家老の陣屋が置かれ,河港,宿場町として栄えた。日蓮宗不受不施派本山妙覚寺がある。ヤマノイモ果樹シイタケを栽培。2005年3月児島郡灘崎町と岡山市へ編入。114.42km2。1万462人(2003)。

御津[町]【みと】

愛知県南東部,渥美湾奥の宝飯(ほい)郡の旧町。中心は東海道本線が通じる駅前集落の西方(にしがた)と,江戸時代の積出港であった音羽川河口の御馬(おんま)。綿織物も産し,湾岸は東三河工業整備特別地域の三河港の一部。2008年1月宝飯郡音羽町と豊川市へ編入。19.00km2。1万3456人(2005)。

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