御物上(読み)おものあがり

精選版 日本国語大辞典 「御物上」の意味・読み・例文・類語

おもの‐あがり【御物上】

〘名〙 以前貴人の持ち物として愛されたもの。一時は貴人の寵愛を受けたもののなれのはて
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二四「上意を以て隅からすみまて 御物あかり今は毛抜や恨むらん

ごもつ‐あがり【御物上】

〘名〙 小姓から生い立ったこと。また、小姓から取り立てられた者。小姓あがり。
※俳諧・西鶴大句数(1677)六「なひかする御もつあかりの松の丞 角はいれてもつけさしならは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android