心より(読み)ココロヨリ

デジタル大辞泉 「心より」の意味・読み・例文・類語

こころより

自分の心がもとで。
「秋はただ―おく夕露を袖のほかとも思ひけるかな」〈新古今秋上
心の底から。心から。「―お礼申し上げます」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心より」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 より

  1. 自分の心がもとで。自分の考えで。心と。
    1. [初出の実例]「こころより春のあらしにさそはれて解くる氷やいづちなるらん」(出典:曾丹集(11C初か))
  2. 心によって。以心伝心
    1. [初出の実例]「言のはもおよばぬ法のまことをば心よりこそつたへそめしか〈見性〉」(出典:新後撰和歌集(1303)釈教・六九七)

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