見性(読み)ケンショウ

デジタル大辞泉 「見性」の意味・読み・例文・類語

けん‐しょう〔‐シヤウ〕【見性】

[名](スル)仏語。自己に本来備わっている本性を見究めること。禅宗用語
「私が三年前夢中になって坐って―した所なのです」〈森田草平煤煙

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精選版 日本国語大辞典 「見性」の意味・読み・例文・類語

けん‐しょう‥シャウ【見性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。身に備わる仏としての本性をみぬき、さとること。特に、禅家で用いる。
    1. [初出の実例]「少し心を注きて明め取ることあり、是れを見性と名く」(出典:大燈国師法語(1337頃))
  3. けんしょうじょうぶつ(見性成仏)」の略。

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