心後(読み)こころおくれ

精選版 日本国語大辞典 「心後」の意味・読み・例文・類語

こころ‐おくれ【心後】

〘名〙
① 心がくじけてひるむこと。気おくれ。臆病(おくびょう)
※十訓抄(1252)一「顕宗とていみじき笛吹有けり。ゆゆしき心をくれの人也。〈略〉帝の御前と思ふに臆して」
露団々(1889)〈幸田露伴一六「遂心後(ココロオク)れが致しまして」
② 心が劣ること。愚かなこと。また、気のきかないこと。
毎月抄(1219)「無文なる歌のさはさはと読みて、心をくれたけあるのみ申しならひて侍る、それは不覚の事にて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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