心置無(読み)こころおきない

精選版 日本国語大辞典 「心置無」の意味・読み・例文・類語

こころおき‐な・い【心置無】

〘形口〙 こころおきな・し 〘形ク〙 気をつかうことがなく、気楽である。心安い。連用形を独立させて、副詞的に用いることが多い。
浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)九「金閣寺拝見あらばよい伝(つて)が有ぞへと、心置(キ)なき挨拶に」
都会憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉「いかなる他の場所よりも心措(オ)きないくつろいだ気持ちを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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