忌げ(読み)いまわしげ

精選版 日本国語大辞典 「忌げ」の意味・読み・例文・類語

いまわし‐げ いまはし‥【忌げ】

〘形動〙 (形容詞「いまわしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの) 不吉だ、いやだと感じているさま。不愉快そうなさま。
平家(13C前)三「其時少将けしきはっとかはって、よにいまはしげに見給ければ」
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉一〇「『冗(くど)いなあ』渠(かれ)は此問答を忌(イマハ)しげに空嘯(そらうそぶ)きぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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