忖度(読み)ソンタク

デジタル大辞泉 「忖度」の意味・読み・例文・類語

そん‐たく【×忖度】

[名](スル)他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。「作家の意図を忖度する」「得意先の意向を忖度して取り計らう」
[類語]推察拝察高察賢察明察憫察びんさつ推測推量推考端倪たんげい邪推類推酌量了察推認推断推定斟酌しんしゃく憶測配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく察し心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌み取る思い思い勘繰る思いやるおもんぱかる推し当てる心当て気を回す見越す察する感じ取る手加減容赦匙加減お手盛り手心手心を加えるお手柔らか手柔らかお情け

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精選版 日本国語大辞典 「忖度」の意味・読み・例文・類語

そん‐たく【忖度】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「忖」も「度」もはかる意 ) 他人の心中やその考えなどを推しはかること。推量。推測。推察。
    1. [初出の実例]「舂韲由造化忖度委陶甄」(出典菅家後集(903頃)叙意一百韻)
    2. 「ピカソの真意を忖度(ソンタク)しようとすると」(出典:近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄ピカソ)
    3. [その他の文献]〔詩経‐小雅・巧言〕

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普及版 字通 「忖度」の読み・字形・画数・意味

【忖度】そんたく

おしはかる。〔後漢書、皇后下、順烈梁皇后紀〕私(ひそ)かに自ら忖度するに、日夜劣にして、復(ま)た群士と共に相ひするを得ざらん。

字通「忖」の項目を見る

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