怨曠(読み)えんこう

精選版 日本国語大辞典 「怨曠」の意味・読み・例文・類語

えん‐こう ヱンクヮウ【怨曠】

〘名〙
怨女(えんじょ)曠夫(こうふ)婚期を逸して夫のないのをうらみ嘆く女と、年頃になっても妻を持てない男。
② 独り身を悲しみうらむこと。また、そのうらみ。つれあいと別れたり、結婚時機を失って独身であったりする場合にいう。
※本朝文粋(1060頃)九・詩者志之所之詩序〈菅原文時〉「徳輝之滞一隅也。情竇暗兮怨曠生」 〔詩経序‐邶風・雄雉〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「怨曠」の読み・字形・画数・意味

【怨曠】えんこう(ゑんくわう)

配偶者のいない寂しさ。〔詩、風、雄雉、序〕軍(しばしば)り、大夫久しく役し、男女怨曠す。國人之れを患へて是の詩を作る。

字通「怨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android