恐惶謹言(読み)キョウコウキンゲン

デジタル大辞泉 「恐惶謹言」の意味・読み・例文・類語

きょうこう‐きんげん〔キヨウクワウ‐〕【恐×惶謹言】

《おそれつつしんで申しあげる意》改まった手紙末尾に書き添え、相手敬意を表す語。恐惶敬白

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恐惶謹言」の意味・読み・例文・類語

きょうこう‐きんげんキョウクヮウ‥【恐惶謹言】

  1. 〘 名詞 〙 つつしんで申し上げることの意。特に、書状などの末尾に書止めとして記して敬意を表わす文言。恐惶敬白。恐惶。
    1. [初出の実例]「且以此旨啓耳。恐惶謹言」(出典明衡往来(11C中か)上末)
    2. 「書状のとめに恐惶謹言(キャウクウキンゲン)とかくは上なり。至極のうやまひなり」(出典:男重宝記(元祿六年)(1693)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「恐惶謹言」の解説

恐惶謹言

つつしんで申し上げることという意味

[使用例] あの田原の額に畳の跡深々と付けさせ、恐惶謹言させて[幸田露伴風流仏|1889]

[解説] 書状などの末尾に書止めとして記して敬意を表す文言。

[類語] きょうこうけいはく

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android