デジタル大辞泉 「愛情」の意味・読み・例文・類語
あい‐じょう〔‐ジヤウ〕【愛情】
2 (性愛の対象として)特定の相手を恋い慕う心。「ひそかな
→愛[用法]
[補説]書名別項。→愛情
[類語]情愛・愛着・情け・
「情愛」は中国古典に多く見られるが「愛情」の例は少なく、意味も「愛惜」に近いが、日本には古くから用例がみられ、一般に相手をいつくしみ、いとしむ感情を表わし、異性に対していう場合には優位者としての男性から女性に注がれる感情を表わす傾向があった。森鴎外「舞姫」では「余がエリスを愛する情」「時として愛情を圧せんとせしが」のように用いられ、やがて対等相愛の感情としての②の挙例「計画」に見られる表現や「男女の愛情」(長谷川時雨「マダム貞奴」)というような表現が一般化していく。
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