元来は、①の意で、仏道の障害となるものとされた。読みも呉音によるアイヂャクが本来で「チャク(着)」が連濁によって濁るとするのは誤り。漢音読みのアイチャクは、明治に入ってから多くなる。
…ボウルビーは,母と子が愛情のきずなで結ばれていることが,その子どもの自己への信頼,ひいては他者への信頼を育てることになり,円満な社会生活を営むことのできる人格形成につながる,という。子が母に対して抱く愛情のきずなを,ボウルビーは愛着(アタッチメントattachment)と呼んでいる。クラウス,ケネルらは,愛着の形成には,出生直後における母子の皮膚接触や母乳哺育が大切としている。…
※「愛着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」