憎体口(読み)ニクテグチ

デジタル大辞泉 「憎体口」の意味・読み・例文・類語

にくて‐ぐち【憎体口】

にくていぐち」の音変化。
平日いつも似気にげなき―を利いた」〈魯庵社会百面相

にくてい‐ぐち【憎体口】

憎らしいものの言い方。にくまれぐち
「何がなあたる―」〈浄・朝顔話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「憎体口」の意味・読み・例文・類語

にくてい‐ぐち【憎体口】

〘名〙 憎々しい物言い。憎らしいことば。にくまれ口。にくて。にくてい。にくてぐち。
浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)一「にくてい口になをたまらず」

にくて‐ぐち【憎体口】

〘名〙 「にくていぐち(憎体口)」の変化した語。
※浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)四「山家育は知て有る子供、にくて口は聞へも悪るい」

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