憶持(読み)オクジ

デジタル大辞泉 「憶持」の意味・読み・例文・類語

おく‐じ〔‐ヂ〕【憶持】

心に念じて思いとどめること。常に念頭に置いて忘れないこと。
「僧、心経を―し、現報を得て、奇事を示す縁」〈霊異記・上〉
執念。また、思慮分別
衆徒の軍拝見して候ふに、誠に―もなく」〈義経記・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「憶持」の意味・読み・例文・類語

おく‐じ ‥ヂ【憶持】

〘名〙 心に念じて放さないこと。心の中に思いとどめること。
※霊異記(810‐824)上「僧、心経を憶持し、現報を得て、奇事を示す縁」

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