扇・煽(読み)あおぐ

精選版 日本国語大辞典 「扇・煽」の意味・読み・例文・類語

あお・ぐ あふぐ【扇・煽】

[1] 〘自ガ四〙 風が起こる。風が吹く。
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「風軌の鼓ち扇(アフク)所は寿城に載せ駆す」
[2] 〘他ガ五(四)〙
① 扇などで風を起こす。あおる。
新訳華厳経音義私記(794)「扇払 上安布伎 下波閉良比」
② 人の気持をあおりたてる。そそのかす。扇動する。
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉二「此淡月の光の奥に隠れあるを思ひては、亦探勝漫遊の心腸を扇(アフ)ぎ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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