手が付く(読み)テガツク

デジタル大辞泉 「手が付く」の意味・読み・例文・類語

・く

新しいものの一部を使ったり、消費したりする。「料理はほとんど―・かないまま残った」
目下女性などと、肉体関係をもつようになる。「旦那の―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手が付く」の意味・読み・例文・類語

て【手】 が 付(つ)

① 新しいものの一部が使われたり、消費されたりする。また、仕事などが着手される。
② 料理などが食べはじめられる。
※俳諧・曠野(1689)員外「かぜひきたまふ声のうつくし〈越人〉 手もつかず昼の御膳もすべりきぬ〈芭蕉〉」
立場が下の女などと、情交関係ができる。
※雑俳・柳多留‐四〇(1807)「手のついた下女は旦那を足でよせ」
④ カルタ、マージャントランプなどで、手役が自分のところへくる。
洒落本傾城買四十八手(1790)序「茨木童子も、大江山の骨牌場(めくりば)で、手のつかぬ事を嘆しよし」

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