手抉(読み)たくじり

精選版 日本国語大辞典 「手抉」の意味・読み・例文・類語

た‐くじり【手抉】

〘名〙 古代に、土をまるめて指先でその中をくじりくぼめて作った粗末な土器神前への供え物を盛ったものか。
書紀(720)神武即位前戊午年九月「天の手抉八十枚〈手抉、此をば多衢餌離(タクジリ)と云ふ〉」

て‐こじ ‥こぢ【手抉】

〘名〙 =てこ(梃子)
日葡辞書(1603‐04)「Tecogi(テコヂ)。または、タコヂ〈訳〉てこ」

た‐こじ【手抉】

〘名〙 =てこ(梃子)
※日葡辞書(1603‐04)「Tacogi(タコヂ)、または、テコヲ イルル」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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