糝粉細工(読み)シンコザイク

デジタル大辞泉 「糝粉細工」の意味・読み・例文・類語

しんこ‐ざいく【×糝粉細工】

糝粉を水でこねて蒸したものを花・鳥・人物などの形に作り、彩色した細工物露店で売られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「糝粉細工」の意味・読み・例文・類語

しんこ‐ざいく【&JISED98;粉細工】

  1. 〘 名詞 〙 糝粉を湯でこね、蒸して餠(もち)状にしたものに彩色し、花鳥動物などを形づくること。また、その細工物。経木に入れ、上から砂糖蜜をかけて、縁日や祭などの大道で行商された。
    1. 糝粉細工〈守貞漫稿〉
      糝粉細工〈守貞漫稿〉
    2. [初出の実例]「しんこざいくの、ちんころを見るよふなつらァしやァがって」(出典:洒落本・倡客竅学問(1802)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android