技手(読み)ギシュ

デジタル大辞泉 「技手」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐しゅ【技手】

官庁会社などで、技師の下に属する技術者
旧制の官庁で、技師の下に属した判任官または判任官待遇の技術官。ぎて。
[類語]技術者技師技工エンジニア

ぎ‐て【技手】

ぎしゅ(技手)」のこと。「技師ぎし」との混同を避けるための呼び方。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「技手」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐しゅ【技手】

〘名〙
① 旧制で、技術官の一つ。官庁において技師の下に属し、技術をつかさどる判任官または判任官待遇者。ぎて。
※技術官俸給令(明治三一年)(1898)二条「技術官を分て技師及技手とす」
② 会社などで技師の下に属して、技術関係の仕事をする者。ぎて。
日本下層社会(1899)〈横山源之助〉四「技師或は技手なる監督者と」

ぎ‐て【技手】

〘名〙 (「技師(ぎし)」と発音が紛れやすいので、区別するための呼び方) =ぎしゅ(技手)

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