折衷・折中(読み)せっちゅう

精選版 日本国語大辞典 「折衷・折中」の意味・読み・例文・類語

せっ‐ちゅう【折衷・折中】

〘名〙 両方のよいところをとってほどよく調和させること。相反する意見の中ほどをとって言説を組み立てること。斟酌(しんしゃく)すること。
続日本紀‐天平宝字三年(759)九月戊寅「乾政官奏。百姓輸調。其価不同。理湏折中以均
※授業編(1783)九「今余れ是れを折衷(セッチウ)して先つ修し改むるも一理ありといふわけをいはば」 〔漢書‐貢禹伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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