抱抱(読み)だきかかえる

精選版 日本国語大辞典 「抱抱」の意味・読み・例文・類語

だき‐かか・える ‥かかへる【抱抱】

〘他ア下一(ハ下一)〙 だきかか・ふ 〘他ハ下二〙 (室町時代ごろからヤ行にも活用) 腕をまわして、落ちないようにささえもつ。抱いて、脇にはさむ。
太平記(14C後)九「公達未だ御幼稚に候へば、〈略〉何方へも抱拘(ダキカカ)へて隠し奉り候なん」

だき‐かかえ ‥かかへ【抱抱】

〘名〙 抱きかかえること。抱いたりかかえたりすること。また、世話介抱をすること。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下「お年寄った舅御(しうとご)の臥悩(ふしなやみ)のだきかかへ、宮仕は嫁の役」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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