押付新田村(読み)おしつけしんでんむら

日本歴史地名大系 「押付新田村」の解説

押付新田村
おしつけしんでんむら

[現在地名]利根町押付新田

利根川東岸、新利根川南岸に所在。北は上曾根かみぞね村。江戸時代の領主変遷は大平だいへい村に同じ。「各村旧高簿」によれば明治元年(一八六八)には「押付新田」とみえ、旗本三枝刑部の知行地で村高二二一・三七一石。「毛吹草」によれば小田原北条氏麾下の布川ふかわ城主豊島頼継の臣鈴木佐左衛門景頼が天正一八年(一五九〇)の豊島氏滅亡後に当地へ土着して開発した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報