拈ず(読み)ネンズ

デジタル大辞泉 「拈ず」の意味・読み・例文・類語

ねん・ず【×拈ず】

[動サ変]つまむ。ひねる。
一枝の花を―・じ給ひしに」〈太平記・二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拈ず」の意味・読み・例文・類語

ねん‐・ず【拈】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. つまむ。ひねる。また、香をひねり焚く。
    1. [初出の実例]「これによりて仏祖かならず水を拈じて身心とし、思量とせり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)山水経)
  3. 工夫して作り出す。ひねりだす。ひねる。
    1. [初出の実例]「佳句、拈し得て新奇」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)

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