振るい落す(読み)フルイオトス

デジタル大辞泉 「振るい落す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おと・す〔ふるひ‐〕【振るい落(と)す/×篩い落(と)す】

[動サ五(四)]
(振るい落とす)細かく揺すって、そこについているものを下に落とす。「梅の実を―・す」「傘のしずくを―・す」
(篩い落とす)ふるいにかけて落とす。転じて、多くの中から一定基準に達しないものをより分けて取り除く。「一次試験で―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「振るい落す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おと・すふるひ‥【振落・篩落】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. ( 振落 ) 振って落とす。細かく揺り動かして、そこについているものを下に落とす。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. ( 篩落 ) 篩を使って、粒の細かいものを下に落とす。また転じて、ある基準によって、それに適さないものを排除する。ふるいにかける。
    1. [初出の実例]「さまざまな篩のうちのなるべく早いうちの奴でふるひ落された方が、結局はいいのですからね」(出典:都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉)

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