挿穂(読み)サシホ

デジタル大辞泉 「挿穂」の意味・読み・例文・類語

さし‐ほ【挿(し)穂】

挿し木をするために親木から切り取った根・茎・葉。 春》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「挿穂」の意味・読み・例文・類語

さし‐ほ【挿穂】

〘名〙 挿し木のために、草木から切り取った枝、根、葉などの部分。《季・春》
病牀六尺(1902)〈正岡子規〉九四「此頃の杉の繁殖法は〈略〉多くさし穂を用ゐる事」

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世界大百科事典(旧版)内の挿穂の言及

【挿木】より

…植物体の一部分(挿穂)を切りとり,土壌,川砂,バーミキュライトなどに挿して不定根や不定芽を発生させ,新しい個体を得る方法。花木,果樹などのほか,キク,カーネーション,ペペロミア,セントポーリア,グロキシニアなどの草本植物でも行われる。…

※「挿穂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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