掛稲(読み)かけいね

精選版 日本国語大辞典 「掛稲」の意味・読み・例文・類語

かけ‐いね【掛稲】

〘名〙
① 刈り取って、乾かすために、稲木などにかけた稲。《季・秋》
※俳諧・太祇句選(1772‐77)後編「かけ稲や大門ふかき並木松」
② 稲の初穂を、穂のついたまま青竹に掛けて、神に捧げたもの。中古まで行なわれた。かけちから。
夫木(1310頃)三三「かけいねのはかりの石は重くともことしは民の憂へあらじな〈公朝〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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