デジタル大辞泉
「中古」の意味・読み・例文・類語
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ちゅう‐こ【中古】
〘名〙
① その時点からある程度年代のへだたった昔。なかむかし。中世。
※続日本紀‐神亀元年(724)一一月甲子「其板屋草舎、中古遺制、難レ営易レ破」
※
神皇正統記(1339‐43)上「神武は中古となりて、もろこしの詞によりてさだめたてまつる御名也」 〔易経‐繋辞下〕
② 歴史の時代区分の一つ。上古と近古との間の時期。大化二年(
六四六)の
大化改新の詔
(みことのり)から建久三年(
一一九二)源頼朝が
鎌倉幕府を開いたころまでをいう。文学史では、一般に平安時代を中心にした時期をいう。
※
小学読本(1884)〈若林虎三郎〉四「詩は本と
支那の歌にして〈略〉中古より盛に行はれて」
③ ちょっと古いこと。また、その品。ちゅうぶる。中古品。
※ついに
太陽をとらえた(1954)〈読売新聞社編〉米独に対抗した日本「戦えば必ず敗れるはずの中古兵器をもらう
保安隊には」
ちゅう‐ぶる【中古】
〘名〙 (形動) 物が少し古くなったこと。また、そのものや、そのさま。
新品に対して、
一度使用したもので、まだ使用に耐える物。セコハン。ちゅうこ。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)智一「中ふるな顔が町内引き合はせ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報