掻弾(読み)かきひく

精選版 日本国語大辞典 「掻弾」の意味・読み・例文・類語

かき‐ひ・く【掻弾】

〘他カ四〙 =かいひく(掻弾)
古事記(712)下・歌謡枯野(からの)を 塩に焼き 其(し)が余り 琴に作り 加岐比久(カキヒク)や」

かい‐ひ・く【掻弾】

〘他カ四〙 (「かい」は「かき」の変化した語) 弦楽器を弾く。弦楽器を弾奏する。かきひく。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「いとおもしろき音(ね)にかいひきて『いづらや。この折にこそかの扇拍子は』とて、少しかいひきて立ち給へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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