掻集(読み)かきあつめる

精選版 日本国語大辞典 「掻集」の意味・読み・例文・類語

かき‐あつ・める【掻集】

〘他マ下一〙 かきあつ・む 〘他マ下二〙 掻き寄せて集める。取りまとめて一つにする。かきつむ。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「かしらつつみたる女ども、かきあつめてしほくみかけたり」
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉長崎遊学「掻集(カキアツ)めた所で二分二朱か三朱しかない」

かき‐つ・む【掻集】

〘他マ下二〙 =かきあつめる(掻集)
※高遠集(1011‐13頃)「かきつむる浜の松葉は年をへてこだかく払ふ風にこそ待て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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