撥無(読み)ハツム

デジタル大辞泉 「撥無」の意味・読み・例文・類語

はつ‐む【×撥無】

[名](スル)払いのけて信じないこと。否定して排除すること。
憎愛二極を―して」〈有島・惜みなく愛は奪ふ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撥無」の意味・読み・例文・類語

はつ‐む【撥無】

〘名〙 払いのけて信用しないこと。否定し、しりぞけること。はちむ。はつぶ。
正法眼蔵(1231‐53)深信因果「いたづらに撥無(はつむ)因果のあやまりあり」

はつ‐ぶ【撥無】

色葉字類抄(1177‐81)「撥撫 ハツブ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「撥無」の読み・字形・画数・意味

【撥無】はつぶ

排除する。〔楞厳(りゃうごん)経、九〕因果を撥無して、一向(ひたすら)にに入る。

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