撫子合(読み)なでしこあわせ

精選版 日本国語大辞典 「撫子合」の意味・読み・例文・類語

なでしこ‐あわせ ‥あはせ【撫子合】

〘名〙 中古宮廷貴族の間で流行した物合(ものあわせ)一つ左右に分かれ、撫子の花の優劣を競い、ふつう、あわせて撫子をよんだ歌の優劣を競うもの。
※寛和二年皇太后詮子瞿麦合(986)「皇太后宮に、なでしこあはせせさせ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android