粒子の流れである粒子線と波動としての電磁波に分けられる。粒子線にはアルファ(α)線、ベータ(β)線、中性子線などがある。アルファ線は陽子2個と中性子2個から成るヘリウムの原子核、ベータ線は電子、中性子線は中性子の流れ。電磁波にはガンマ(γ)線、X線などがある。電離作用をもつこれらを放射線と呼ぶ。通信や放送に使われる電波や光は放射線とは呼ばない。原子核同士の反応、原子核自体の壊変、原子のエネルギーレベルの変化によって発生する。物質に作用すると蛍光を発したり、化学変化を起こしたりする。アルファ線は線源から数cmの空気層や薄いゴムで十分遮断される。ベータ線は厚さ数mmのアルミ板や1cmほどのプラスチック板で遮ることができる。中性子線、ガンマ線、X線は透過力が強い。物質が放射線を出す能力を放射能という。放射能の強さは、1秒間に出す放射線の数(電磁波は光子で数える)で表し、単位はベクレル(Bq)。
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渥美好司朝日新聞記者
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出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
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