知恵蔵2010の解説
政府とは本来、立法、司法、行政の三権能を持った統治組織を意味する。しかし、日本の場合、政府は行政府として理解されがちである。こうした理解は、天皇主権のもとにあった明治国家の遺物であるといってよい。主権者である天皇の意思は、天皇の使用人である官吏の活動を通じて実現されるとみなされており、原理的には、帝国議会は天皇への協賛機関でしかなかった(実際にそうであったかどうかは別のことである)。したがって、こうした統治原理からは、政府とは天皇の官吏からなる行政府にほかならないとされた。
(
新藤宗幸千葉大学法経学部教授
)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
デジタル大辞泉の解説
百科事典マイペディアの解説
日本ではおもに行政を担当する機関(内閣および官僚機構)をさしていうが,英語のgovernmentは司法・立法機関をも含めた広い統治機構全体をさすのが通例。日本の近代政府は,旧来の太政官(だじょうかん)や参議の制度を廃した1885年の内閣制に始まる。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。
このキーワードに関連するサイトを教えてください。
検索結果:62,537,239件
ウェブ検索
朝日新聞、講談社、小学館など、51辞書、48万語から検索できる、調べ物に欠かせない用語解説サイトです。使い方