デジタル大辞泉
「故人」の意味・読み・例文・類語
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こ‐じん【故人】
〘名〙
① 昔の友人。古くからの友だち。古いなじみ。昔親しくつきあっていた人。旧知。旧友。
※凌雲集(814)餞右親衛少将軍朝嘉通奉使慰撫関東探得臣〈
嵯峨天皇〉「郷心杳々切
二帰想
一、客路悠々稀
二故人
一」
※俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃)「
水口(みなくち)にて二十年を経て故人に逢ふ」 〔礼記‐檀弓下〕
② 死亡した人。物故した人。今は亡くなっている人。
古人。
※
万葉(8C後)三・四三八・
題詞「神亀五年戊辰大宰帥大伴卿思
二恋故人
一歌三首」
※源平盛衰記(14C前)一六「此の身旧宅に住して、
名字既に故人
(コジン)に通ひ、
勅命を蒙むる事生前の
面目に侍り」 〔
謝朓‐和王主簿季哲怨情詩〕
③ 文章生
(もんじょうしょう)の中で学識経験のゆたかな
老大家。
耆宿(きしゅく)。
※
菅家文草(900頃)六・九日後朝、侍朱雀院、同賦閑居楽秋水「聞昔瀟湘逢
二故人
一、在今楽
レ水詎為
レ新」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「故人」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報