故歩(読み)こほ

精選版 日本国語大辞典 「故歩」の意味・読み・例文・類語

こ‐ほ【故歩】

〘名〙
もとの歩き方。特に、趙の都、邯鄲(かんたん)に行って都の歩みぶりを学ぼうとした者が、もとの歩き方まで忘れてしまい、はって故郷へ帰ったという「荘子秋水」に見える邯鄲の歩みの故事から、もとのやり方、方法、また、今までの長所をいう。
童子問(1707)中「後雖大賢君子、而自知其非、卒不其故歩
② 保守的で旧態を持続すること。
随筆山中人饒舌(1813)下「然展閲後有之為法、日々維新者。有之不顧、依然故歩者

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普及版 字通 「故歩」の読み・字形・画数・意味

【故歩】こほ

故行

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