故殿(読み)コトノ

デジタル大辞泉 「故殿」の意味・読み・例文・類語

こ‐との【故殿】

亡くなった貴人男性。亡き殿。さきの殿。
「―のおはしまさましかば、と思ひ給へらるること多くこそ」〈竹河

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故殿」の意味・読み・例文・類語

こ‐との【故殿】

〘名〙 故人となった主君。前の殿。
※廬山寺文書‐天祿三年(972)五月三日・天台座主良源遺告「故殿御願 両部曼荼羅并御本尊等」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android