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散文 【さんぶん】
4件の用語解説(散文で検索)
世界大百科事典 第2版の解説-
さんぶん【散文】
定型や韻律をもった文章,すなわち韻文に対して,定型や韻律にとらわれず,屈折自在で端的に事実を記述する文章をいう。英語のプローズproseにあたるが,その語源はラテン語プロルススprorsusで,〈まっすぐ〉〈平明〉の意である。したがって〈散文的〉といえば,語感や抑揚に富み,感情や心象の躍動に満ちた詩に対して,しばしば無味乾燥で陳腐な事物の形容に用いられる。ヘーゲルはこの意味の散文的現実の出現に,近代社会の一特徴をみており,ルカーチもその思想を受け継いで,資本主義社会における散文的現実と詩的理想の分裂に,近代芸術の困難な運命と課題をみている。
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百科事典マイペディアの解説-
散文【さんぶん】
韻律・字数などの制限のない,普通の文章をいう。韻文の対。英語のproseはラテン語のprorsus(まっすぐ,平明の意)を語源とする。無味乾燥なもののことを〈散文的〉ともいう。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。
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デジタル大辞泉の解説-
さん‐ぶん 【散文】
韻律や定型にとらわれない通常の文章。⇔韻文。
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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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大辞林 第三版の解説-
さんぶん【散文】
韻律・字数・句法などに制限のない通常の文章をいう。小説・随筆・日記・論文・手紙などに用いられる文章。 ↔ 韻文
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典内の散文の言及-
【韻文】より
…その言語に特有の韻律の規則に従い,詩の行を形づくるように配慮して書かれた文章。この配慮のない文章を〈散文prose〉と呼ぶが,その対語としての〈韻文〉は事実上は〈詩行〉と同語である。韻律の規則を守るといっても,韻文を一読してただちにそれと認知する特徴は,韻よりもむしろ律,すなわちリズムにあると考えられる。… -
【日本文学】より
…すなわち文学とは言語芸術である。しかしこの種の理論の多くは,詩を説明するのに有効で,散文を扱うのにそうでない。しかるに文学作品の範囲を定めるのに実際的な困難を生じるのは,主として散文に関してである。… -
【文学】より
…翻訳という手段はあるが,文学は音楽,造形美術,映画ほど直接に他民族に働きかけえないものである。 文学は詩と散文に二大別されるが,この区別がとくに強調されるのは近代に入ってからである。近代科学が社会を大きく変化させるにつれて,人間文化のあらゆる領域がレトリックの制約を脱して,科学をモデルとする傾向を生じた。… - ※「散文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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