数無(読み)かずなし

精選版 日本国語大辞典 「数無」の意味・読み・例文・類語

かず‐な・し【数無】

〘形ク〙
① (数がない、数が多くない意から) 長くない。久しくない。短い。また、比喩的に、ものの数でない。はかない。つまらない。
万葉(8C後)一七・三九六三「世間(よのなか)は加受奈枳(カズナキ)ものか春花の散りの乱(まが)ひに死ぬべき思へば」
② (かぞえることばがない、という意で) 数限りがない。無数である。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)三「随喜功徳は量り無く数無し

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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