デジタル大辞泉
「随喜」の意味・読み・例文・類語
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ずい‐き【随喜】
〘名〙
① 仏語。他人のなす善を見て、これにしたがい、喜びの心を生ずること。転じて、大喜びをすること。
※
霊異記(810‐824)中「王聞きて随喜し、坐より起ち長跪
(ひざまづ)きて、拝して曰く」 〔
法華経‐随喜功徳品〕
② (①から転じて)
法会などに
参加、参列すること。
※栄花(1028‐92頃)うたがひ「その日藤氏の殿ばら、かつはずいきのため、
聴聞の故に残りなく集ひ給へり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
随喜
ずいき
他人が善いことをするのをみて、これに従い、喜ぶこと。『法華経(ほけきょう)』では、この経を聞いて随喜し、教えを伝える功徳(くどく)を力説し、『大智度論(だいちどろん)』では、善を行った本人より、それを随喜した者のほうの功徳がまさっていると説いている。天台宗では滅罪の修行として懺悔(さんげ)する五悔(げ)の一つに数える。転じて、仏教の儀式に参列することをいう。さらに大喜びすることをいい、「随喜の涙を流す」などと用いられる。
[石上善應]
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普及版 字通
「随喜」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
随喜
ずいき
仏教用語。 (1) 人の善を見て,それに従い喜ぶこと。 (2) 天台の法華三昧を修習するときの5種の懺悔方法の一つ。
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