文華・文花(読み)ぶんか

精選版 日本国語大辞典 「文華・文花」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐か ‥クヮ【文華・文花】

〘名〙
文章の美しく、はなやかなこと。詩文の華麗なこと。また、その作品
懐風藻(751)初秋於長王宅宴新羅客〈調古麻呂〉「琴樽叶幽賞、文華叙離思」 〔梁昭明太子‐文選序〕
② (形動) 文明のはなやかで立派なこと。また、そのさま。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)五「上古の淳素が改(かわり)て文華になりゆくほどに、人の心が浮華の方へ競ふ也」 〔後漢書‐班彪伝論〕
※成簣堂本論語抄(1475頃)礼「当世君子の文華な時也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android