斯為為(読み)かくすす

精選版 日本国語大辞典 「斯為為」の意味・読み・例文・類語

かく‐すす【斯為為】

連語〙 (「かく」は副詞。「すす」はサ変動詞「す(為)」の終止形を重ねたもの) このようにしながら。
万葉(8C後)一四・三四八七「梓弓(あづさゆみ)末に玉纏(ま)き可久須酒(カクスス)そ寝なななりにし将来(おく)を兼ぬ兼ぬ」
[補注]「すす」という重複は、「万葉集」の東国の歌にだけ用例が見える。あるいは上代東国方言か。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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