新興寺村(読み)しんごうじむら

日本歴史地名大系 「新興寺村」の解説

新興寺村
しんごうじむら

[現在地名]八東町新興寺

安井やすい村の東方、八東川北岸に位置し、若桜わかさ往来が通る。村名は古刹新興寺が所在することによる。隣村小別府こべふ村とは若桜往来沿いに集落がつながり、両村を合せて新興寺村とよぶ場合もある(共武政表)。貞和二年(一三四六)閏九月一七日の足利直義下知状案(新興寺文書)に「安井保内新興寺」とみえ、当時は安井保に含まれていた。

藩政期の拝領高は八二石余。本免四ツ八分。享保一九年(一七三四)まで当村石場銀兵衛が八東郡口構の大庄屋を勤めていたが、御普請御用のための取置石をめぐる行違いから同年罷免され、代わって才代さいたい村中村弥惣兵衛が就任した(在方諸事控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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