旗雲(読み)ハタグモ

デジタル大辞泉 「旗雲」の意味・読み・例文・類語

はた‐ぐも【旗雲】

旗のようにたなびく雲。

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精選版 日本国語大辞典 「旗雲」の意味・読み・例文・類語

はた‐ぐも【旗雲】

  1. 〘 名詞 〙 旗のようにたなびいている雲。とよはたぐも。
    1. [初出の実例]「有白雲艮至坤、時人謂之旗雲」(出典日本文徳天皇実録‐天安二年(858)六月庚子)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「旗雲」の意味・わかりやすい解説

旗雲
はたぐも

旗が空にたなびいているような白く長い雲をさすのに古くから使われた名称で、『万葉集』などでも豊旗雲(とよはたぐも)の用例がある。また、山頂付近にかかる山旗雲略称として使われてもいる。十種雲級では巻雲(けんうん)または巻層雲一種に相当するものと思われる。

[木村龍治]

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百科事典マイペディア 「旗雲」の意味・わかりやすい解説

旗雲【はたぐも】

孤峰の風下側に,あたかも旗をなびかせたような形で現れる雲。スイスマッターホルンの旗雲は有名。風下側を吹き上げてくる気流によってできる。

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世界大百科事典(旧版)内の旗雲の言及

【雲】より

…前423年にアテナイのディオニュシア祭において上演されたアリストファネス作の喜劇。家族の浪費のため借金に苦しんでいるアッティカ郊外の農夫ストレプシアデスは,この借金を返さずに済むようにと,〈負け目の議論を勝たせる法〉を伝授するとのうわさがあるソクラテスの学校へ入学する。自身で術を会得することを断念した彼は,息子に術を得させるが,息子は借金を言いくるめて帳消しにする議論とともに,子が親をなぐっても良い論理をも習得してきてこれを実行。…

※「旗雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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