デジタル大辞泉
「豊旗雲」の意味・読み・例文・類語
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とよ‐はたぐも【豊旗雲】
〘名〙 (「とよ」は
美称) 美しく大きく旗がひるがえるようにたなびいている雲。
※
万葉(8C後)一・一五「わたつみの豊
旗雲(とよはたくも)に入日さし今夜の月夜さやけかりこそ」
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豊旗雲
とよはたぐも
『万葉集』にある短歌「わだつみの豊旗雲に入日さし今宵(こよい)の月夜あきらけくこそ」に出てくる雲。旗雲の用例はほかにもあり、白い長い雲をさしたようである。豊は分量が多いことを表す形容詞で、豊旗雲は長い帯状の巻雲(けんうん)または巻層雲をさしたものと思われる。
[木村龍治]
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