日本エッセイスト・クラブ(読み)にほんえっせいすとくらぶ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

日本エッセイスト・クラブ
にほんえっせいすとくらぶ

エッセイスト親睦(しんぼく)を図り、共通の利益を擁護して、言論の自由と権威を主張し、日本の文化と平和に貢献することを目的として、1951年(昭和26)6月、青野季吉(すえきち)、阿部真之助三宅晴輝(みやけせいき)(1896―1966)、宮城音弥(おとや)(1908―2005)らが中心となって創設。規約の総則には、いっさいの政治活動に関与しないことが明記されている。初代会長は馬場恒吾(つねご)。52年から毎年、会員外の評論随筆の優秀作3作前後に対し日本エッセイスト・クラブ賞を授賞し、新人発掘に努めている。出版活動も行っており、83年から毎年1冊、エッセイスト・クラブ編によるベスト・エッセイ集を刊行している。2002年1月現在、正会員315人、特別会員34人、法人会員25社(30人)その他を含め、会員総数384人。

野中 潤]

『日本エッセイスト・クラブ編『エッセンス・オブ・エッセイ エッセイスト・クラブ賞受賞作選文集』上下(1981・PHP研究所)』『日本エッセイスト・クラブ編『エッセイの書き方』(1999・岩波書店)』『日本エッセイスト・クラブ編『ベスト・エッセイ集』各年版(文芸春秋)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android