日避猿(読み)ヒヨケザル

デジタル大辞泉 「日避猿」の意味・読み・例文・類語

ひよけ‐ざる【日避猿】

皮翼目ヒヨケザル科の哺乳類。分類上、サル類とコウモリ類との中間に置かれることが多い。体長約40センチ、尾長約25センチ。体側にある飛膜を広げて滑空する。植物食で、夜行性フィリピンマレーなどの森林分布。こうもりざる。ねこざる。

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精選版 日本国語大辞典 「日避猿」の意味・読み・例文・類語

ひよけ‐ざる【日避猿】

〘名〙 皮翼目ヒヨケザル科ヒヨケザル属の哺乳類の総称。ツパイ類とともに、食虫目と霊長目をつなぐ系統的位置にあるとされる。体長三五~四〇センチメートルで、ネコほどの大きさ。顔は細長く、体側に飛膜をもちムササビのように木から木へ滑空する。背面は暗灰褐色で不規則な白斑がある。フィリピン、マレー半島ボルネオジャワなどに分布。昼は四肢で枝にぶら下がって眠り、夜活動して果実や木の葉を食べる。フィリピンヒヨケザルマレーヒヨケザルの二種がある。ねこざる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「日避猿」の解説

日避猿 (ヒヨケザル)

動物。ヒヨケザル科の動物の総称

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