早乗(読み)はやのり

精選版 日本国語大辞典 「早乗」の意味・読み・例文・類語

はや‐のり【早乗】

〘名〙
① 馬に手早く乗るわざ。
※俳諧・本朝文選(1706)九・弁類・射御弁許六〉「馬上五つ物・鑓合・太刀打・早乗・早をりは鞍鐙の善悪によれり」
他人品物でもうけること。また、そのもうける人。
※歌舞伎・鼠小紋東君新形(鼠小僧)(1857)三幕「筋の悪い早乗(ハヤノリ)で、御牢内へ行くとこを」
※雑俳・柳多留‐九(1774)「はや乗のかざりをくぐるおとしづよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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