早鮨(読み)ハヤズシ

デジタル大辞泉 「早鮨」の意味・読み・例文・類語

はや‐ずし【早×鮨/早×鮓】

塩あるいは酢で締めた魚と、酢を加えて調味した飯とを重ね、強く押しをして一夜または数時間で味をならして食べる鮨。一夜鮨 夏》れ鮨

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日本の郷土料理がわかる辞典 「早鮨」の解説

はやずし【早鮨】


➀塩や酢で締めた魚と酢飯や熱い飯とを重ねて強く押しをし、数時間から一晩程度、味をならして作ったすし。また、(飯と魚を乳酸発酵させて酸味をもたせたなれずしに対し、)酢飯を用いたすし全般の意で用いることもある。◇江戸時代初期に酢を用いるすしが作られるようになったとされ、発酵する時間がかかるなれずしよりも早く食べられることから「早ずし」というようになった。また一晩程度おくものは「一夜ずし」ともいう。
和歌山郷土料理で、さばの押しずし。◇「早なれ」「早なれずし」ともいう。ラーメン店にも置かれ、ラーメンと一緒に食べる習慣がある。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「早鮨」の解説

はやずし【早鮨】

①塩や酢で締めた魚と酢飯や熱い飯とを重ねて強く押しをし、数時間から一晩程度、味をならして作ったすし。また、(飯と魚を乳酸発酵させて酸味をもたせたなれずしに対し、)酢飯を用いたすし全般の意で用いることもある。◇江戸時代初期に酢を用いるすしが作られるようになったとされ、発酵する時間がかかるなれずしよりも早く食べられることから「早ずし」というようになった。また一晩程度おくものは「一夜ずし」ともいう。
②和歌山の郷土料理で、さばの押しずし。◇「早なれ」「早なれずし」ともいう。ラーメン店にも置かれ、ラーメンと一緒に食べる習慣がある。

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