明ぬ(読み)あかぬ

精選版 日本国語大辞典 「明ぬ」の意味・読み・例文・類語

あか【明】 ぬ

(「らち(埒)があかぬ」の上を略した表現) 物事がうまくいかない。効果がない。無駄である。あかん。
浄瑠璃役行者大峯桜(1751)二「愚図愚図と明かぬ事云ふ手間で、板お神酒でも出せ出せ」
洒落本・南遊記(1800)四「是では明(アカ)ぬと直々(ぢきぢき)口説(くどけ)ば」

あか‐ぬ【明ぬ】

(動詞「あく(明)」の未然形に打消の助動詞「ず」の連体形が付いたもの) ⇒あか(明)ぬ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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